【なぜ猫は砂を掘るのか?】猫のトイレの選び方と、快適に使ってもらうコツ

猫を迎える際に欠かせないのが「トイレの準備」。
でも、猫トイレにはさまざまな種類があり、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
さらに、せっかく用意しても使ってくれなかったり、粗相をしてしまったりすることも…。
そこで今回は、猫のトイレの選び方や、置き場所のポイント、快適に使ってもらうコツをお話ししていこうかな、と思います。

猫砂と猫の習性

まず、トイレを選ぶお話の前に、猫の習性について解説していきたいと思います。
猫はトイレのあとに砂をかける習性がありますが、実はこれ本能的な行動なんです!

猫がトイレのあとに砂をかける理由

猫がトイレで用を足したあと、一生懸命砂をかける姿を見たことがあると思います。
この行動には、いくつかの本能的な理由があります。

① 敵に気づかれないようにするため

猫はもともと単独で狩りをする生き物
野生では、排泄物のニオイが天敵や他の動物に察知されると危険です。
そのため、砂をかけてニオイを隠す習性が身についています。

② 縄張りを守るため

一方で、砂をかけずに排泄物をそのままにする猫もいます
これは「ここは自分の縄張りだ!」というアピール。
特にオス猫や発情期の猫に見られる行動です。

③ きれい好きな性格だから

猫は非常に清潔を好む動物です。
トイレが汚れていると使いたがらず、違う場所で排泄してしまうことも。
トイレ掃除はこまめにしてあげましょう!

ということで、猫の習性についてはここまで。
次は、猫トイレの種類と特徴についてお話していきたいと思います。

猫トイレの種類と特徴

まずは、猫用トイレの種類をチェックしましょう。
それぞれメリット・デメリットがあるので、愛猫に合ったものを選ぶのが大切です。

① オープンタイプ(一般的な箱型)

  • 特徴:フタがなく、シンプルなデザイン
  • メリット:通気性がよく、掃除がしやすい
  • デメリット:砂が飛び散りやすい

 【こんな猫と飼い主におすすめ】

  • トイレの中がよく見える方が安心な猫
  • 初心者にも扱いやすいトイレを探している飼い主

② ドーム型・フード付きトイレ

  • 特徴:屋根があり、囲われているタイプ
  • メリット:ニオイが広がりにくい、砂の飛び散りが少ない
  • デメリット:狭くて嫌がる猫もいる

 【こんな猫と飼い主におすすめ】

  • 周囲を気にせず落ち着いてトイレをしたい
  • ニオイ対策をしたい飼い主

③ システムトイレ

  • 特徴:専用の砂とシートを使い、オシッコを分離する構造
  • メリット:ニオイが少なく、お手入れが楽
  • デメリット:専用の砂やシートが必要

 【こんな猫と飼い主におすすめ】

  • 消臭効果を重視したい飼い主
  • 多頭飼いでトイレの管理を楽にしたい

④ 使い捨てトイレ

  • 特徴:段ボールや紙製で、一定期間使用後に捨てるタイプ
  • メリット:一時保護、旅行や災害時に便利
  • デメリット:長期使用には向かない

 【こんな猫と飼い主におすすめ】

  • 短期間の使用(一時保護、引っ越しや旅行)が必要な猫
  • 災害対策用に用意しておきたい飼い主

猫砂の種類と選び方

トイレの砂も猫の好みに合わせることが大切!みな様、何事も、猫ファーストですぞ!
というわけで、メリット、デメリットを大まかにまとめてみました。
参考程度に、流し目…、いや、読み流しして頂ければと…。

猫砂の種類メリットデメリット
鉱物系(固まるタイプ)固まりやすく掃除しやすい砂ぼこりが出やすい
紙系軽くて扱いやすく、燃えるゴミで処分可吸水力がやや弱い
木系消臭力が高く、軽量粉っぽいものもあり、猫によって好みが分かれる
シリカゲル系吸水力が高く、長持ち固まらないので掃除の仕方に慣れが必要
おから系天然素材で安全、トイレに流せる湿気を吸いやすくカビに注意

猫によって好みがあるので、最初は少量ずつ試してみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、我が家は、アイリスオーヤマの「上からトイレ」を使用し、砂はライオンペットの「ニオイをとる砂」をアマゾンで定期購入しております。

トイレの置き場所はどこがいい?

猫が安心して使えるように、トイレの設置場所も重要です。
どういうことかといいますと、まぁ、人間に置き換えると、「そりゃ、そうよ」って事象です。

  • 静かで落ち着ける場所(人通りの多い場所はNG)
    →まぁ、彼らとて、人目に付く所で用を足すのは、さすがに気が引けるってもんよってことです
  • ごはんや水飲み場から離れた場所
    「トイレの横で、食事だと?ほう、いいだろう、外に出たまえ」ってことです
  • 換気がしやすい場所(ニオイ対策にも◎)
    「てか、臭くね?」ってことです

また、多頭飼いの場合は「頭数+1個」のトイレを用意するのが理想
あくまで、理想なので、参考程度に予備知識として読んで頂ければ。
というのも、1つのトイレを共有するとストレスになりやすいらしいです。
「まぁ、普通に苦手な人とトイレ共有とか、マジ勘弁」ということでしょうか。
というわけで、適切な数を設置すると、猫様達の機嫌も上向くのではないでしょうか。

猫がトイレを使わないときの対処法

猫がトイレを使ってくれない、または粗相をしてしまう場合は、以下の点を見直してみましょう。

  • トイレが汚れていないか?
    → 猫はキレイ好き!汚れたままだと使わなくなるので、毎日掃除をするのが基本です
     「いやいや、トイレットペーパー流れてない状態なんだが?」ということですね
  • 猫砂が気に入らないのかも?
    → 新しい砂に変えたら使わなくなった場合は、元の砂に戻してみるのも一つの方法
     「てか、前のトイレットペーパーのが良かったわ」ということですね
  • トイレの場所が気に入らない?
    → 落ち着かない場所にある場合、静かな場所に移動してみましょう
     「なにここ、公開トイレなん?」ということですね
  • 病気の可能性は?
    → 頻繁にトイレに行くのに出ない、痛がる様子がある場合は膀胱炎や尿路結石の可能性も
     すぐに動物病院へ!
     「これ、やべぇやつだわ。主!車出せ」ということですね

最後に

これは、私の失敗談なのですが……。
たま先生を迎え入れた時、トイレ容器の側面に汚物が飛び散っていたことがあったんです。
当然、拭きますよね。
そしたら、次の日から、トイレ使用時に必ず容器の側面を擦るようになったんです。
そう、彼女にとって、それは、砂をかけているのと同義!

続いて、やってきた、ふーちーは、たま先生の意志を受け継ぎ、容器の側面を擦る系男子に仕上がりました。
つまり、どういうことかと言いますと、この時点で、誰も砂をかけていないんですよ、飼い主以外は!

ですので、私、ハギちゃんの教育の時には、徹底致しました。
彼がトイレをしようもんなら、スコップで砂をかけ、「よいか!これがエチケットというものだ!」と言い聞かせた結果、彼だけは、砂をかけてくれるようになりました。

なので、みな様も、初期教育時は、トイレトレーニングは徹底しましょう!
でなければ、我が家のように、野晒しプーが生成されてしまいます故。

というわけで、今回は、猫のトイレの選び方と、快適に使ってもらうコツのお話でした。
少しでも、参考になれば嬉しく思います。
それでは、みな様、良き猫ライフをお過ごしください。

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