気難しきツンデレ猫、暖房に屈す
高貴なるツンデレ猫【たま先生】
我が家の猫、たま先生。
彼女は誇り高きツンデレ猫であり、「貴様、私に触ろうなどとは、頭が高い!」と言わんばかりに、撫でようものならじっとりとした鋭い視線が飛んできます。
そして、抱っこしようものなら、華麗なステップでスルリとかわし、こちらが近づけばスッと距離を取る鉄壁のディフェンス力を誇る。
だが、そんな彼女にもガードが崩れる瞬間があるのです!
猫は寒がり?暖房の前で変わる態度
そう、それは暖房をつけたとき。
寒さにはどうやら勝てないらしく、部屋が暖かくなると、たま先生のプライドはしゅるしゅると溶けていく。
普段は「ええい!触るでないわ!」とクールな態度を貫くのに、気づけばストーブの前で香箱座りを決め込み、ウトウトし始める。
舎弟でもあるヒゲ饅頭のぬいぐるみに寄りかかり、目を細め、口元をほんのりゆるめるその姿は、「まるで別猫…?」と飼い主が目を疑うレベルだ。


たま先生が、好きな暖房スポットとは?
たま先生のお気に入りは、写真を見て頂ければお分かり頂けるように、ファンヒーターの前。
エアコンの温風も悪くはないが、直接あたたかい風が当たるファンヒーターは別格らしい。
スイッチを入れると、どこからともなく現れて、その前を陣取るのが冬の定番。
ファンヒーターの温風を浴びながら、目を細めてうっとりする姿はまるで高貴な女王のよう。
時には距離感がバグって髭がカールしている時さえあり、その無防備な姿に思わず笑ってしまうことも。
あまりに近づきすぎて毛がほんのり熱くなっていることもあるので、時々そっと距離を調整してあげるのが飼い主の役目でもある。
まさかの布団侵略!?
そして、さらなる驚きは、夜になると発生する限定イベント。
普段は「一緒に寝るなど言語道断!」とばかりに独立を貫くたま先生だが、暖房の効果が持続する布団のぬくもりには抗えないらしい。
布団をめくると、いつの間にか足元に丸まっている。
気づかれないようにそっと移動し、最終的には主人の頭の上で完全に熟睡。
かつてのツンデレの誇りはどこへやら、安心しきった顔でスースー寝息を立てる姿には、思わず頬が緩んでしまう。
さらに驚くのは、寒さが厳しくなると他の猫たちとも一緒に寝ることだ。
普段は適度な距離を保ち、「よいか、小童ども。それ以上近寄るでないぞ」とばかりに単独行動を貫くたま先生だが、寒さには勝てないらしく、気がつけば他の猫たちと身を寄せ合って丸くなっている。
時には小さなイビキをかきながら、まるで家族のように寄り添っている姿は、飼い主にとっても微笑ましい光景だ。
ツンデレ猫の変化を楽しもう
猫とは自由気ままでプライドの高い生き物だが、寒さの前ではそのプライドもほどよく解凍されるらしい。
そんなギャップを楽しめるのも、猫と暮らす醍醐味のひとつ。
今年の冬も、たま先生の“暖房敗北タイム”をじっくり観察しつつ、ぬくもりを分けてもらうとしましょうか。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
皆さんと愛猫ちゃんたちが、この冬もあたたかく幸せに過ごせますように。
それでは、皆さま、良き猫ライフをお過ごしください。